音楽における楽譜には様々な記号が用いられ、どのように演奏するのかが指示されます。有名なところでは、強く演奏することを指示する「フォルティッシモ」がありますが、実はこのフォルティッシモにはさらに上のレベルがあるのです。

楽譜の指示

フォルテはアルファベットの小文字の「f」のような記号で表され、「強く」という意味になります。そのフォルテよりも一段階強いのが、「とても強く」を意味する「フォルティッシモ」で、「ff」という記号で表されます。以降は強さのレベルが上がるたびに「f」が一つずつ追加され、フォルティッシモの「シ」も追加されていき、最終的には6段階目の「可能な限り大きく」を意味する「フォルティッシシシシシモ」に行き着きます。

フォルテと対して存在するのが「弱く」を意味する「ピアノ」で、アルファベットの小文字の「p」のような記号が使われます。こちらもフォルテと同じくピアノよりも1段階上の弱さを表す「ピアニッシモ」という指示があり、最終的には6段階目の「可能な限り小さく」を意味する「ピアニッシシシシシモ」に行き着くのです。