仮面ライダー、ウルトラマンと並び、古くから愛され続けているヒーローといえば、主に5色に分かれた5人のヒーローが一組となり悪者と戦うスーパー戦隊シリーズです。約45年の歴史があり、現在では世界80カ国で放映されています。戦隊シリーズは一作品が一年間という長期的な放送ですが、この一年間の中で主役であるヒーローが交代してしまう事態が発生してしまったのです。

交代していったヒーローたち

しかもヒーローの交代が発生してしまった作品は一つではありません。

秘密戦隊ゴレンジャー

スーパー戦隊シリーズを代表する『秘密戦隊ゴレンジャー』では、キレンジャ―を演じる畠山 麦が舞台により撮影に参加するのが困難になったため、だるま二郎が演じる二代目キレンジャーが登場しました。作品の中では一代目が九州支部へ転勤になったために、二代目が代わりに登場するというシナリオになっています。

太陽戦隊サンバルカン

『太陽戦隊サンバルカン』では戦隊シリーズの歴史の中で唯一、リーダーであるレッド(赤)が交代した作品です。ストーリーの進展が手詰まり状態になり、シナリオを一新するために主役俳優の川崎 龍介を降板させ、五代 高之へと変更しました。川崎本人は降板のことは全く知らず、当日の台本で配役が変わっているのに気が付いたそうです。作品中では、一代目レッドがパイロットとしての素質を見込まれ、NASAに転勤になるといった内容でした。

バトルフィーバーJ

『バトルフィーバーJ』では、あろうことか二人の役者が交代してしまうという出来事が起こってしまいました。まずはバトルコサックを演じる伊藤 武史が結婚を理由に降板を申し出たこと、そしてミスアメリカを演じるダイアン・マーチンがスケジュールの都合で撮影に参加できなくなったことで交代を余儀なくされました。それぞれ作品中では、バトルコサックは殉職、ミスアメリカは敵に正体がバレたためアメリカに帰国して安全な暮らしを確保するといった内容でした。


このように一年という時間の中ではイレギュラーなイベントが発生してしまいます。もしかすると今放送中の戦隊シリーズも、まさかのハプニングが起こるのかも知れません。