クリスマスの定番曲の一つである『ジングルベル』。世界中で歌われ、国内外問わず様々なアーティストによってカバーソングも作られています。しかしこの曲はもともと、クリスマスを祝う歌ではなかったのです。

ジングルベルの起源

『ジングルベル』が作られたのは1857年のこと。牧師であるジェームズ・ロード・ピアポントが作詞作曲した歌で、本来は自分の教会の感謝祭のお祝いで歌うために作った歌でした。この当時のタイトルは『ジングルベル』ではなく『一頭立ての馬のソリ』でした。

原曲の歌詞はクリスマスという単語は一切登場せず、冬にソリに乗る楽しさを歌った内容でした。この曲がアメリカ全土に広まると、馬はトナカイに変更され、クリスマスを祝う内容の歌詞に変更されていったのです。