およげ!たいやきくん』は現在でもなお、日本で最も売れたシングル曲として1位の座を守り続けています。その数はおよそ500万枚以上とも言われています。歌っているのはシンガーソングライターの子門真人ですが、さぞかし夢の様な大金を手にしていると思われがちですが、そうではないようです。

『およげ!たいやきくん』はフジテレビの子ども向け番組『ひらけ!ポンキッキ』の中で発表されました。この曲がテレビで流れるやいなや、問い合わせが殺到。あっという間にミリオンセラーを叩き出したのです。2008年には「日本で最も売れたシングル」としてギネス記録に認定もされました。

そんな怪物級の曲で歌っている子門真人に巨額の印税が入ったのかと思いきや、実はたったの5万円のギャラが発生しただけ。なぜそんな安いギャラで事が済んだのかというと、売上に比例した歩合制の印税契約ではなく、曲を買い取ってもらう契約をしてしまったがため。本人もまさかここまで売れるとは夢にも思っていなかったようなのです。

ちなみにレコードのB面に収録されているのは『いっぽんでもニンジン』という曲。歌っているのはタレントでもあるなぎら健壱。こちらも同様に、印税契約ではなく買い取り契約を行ってしまったため、3万円のギャラを受け取っただけだそうな。