年末は笑い締めをしようと各テレビ局をあげて様々なお笑い番組の特番が組まれます。中でもお笑い芸人の王者を決める『M-1グランプリ』と『R-1グランプリ』は屈指の人気を誇っています。

R-1グランプリの意味

古くは「フォーミュラカーのナンバー1を決める」を意味する「F-1グランプリ」を初めとし、格闘技のナンバー1を決める「K-1グランプリ」などが人気を博すと、世間には数多くの「○-1」と名の付くグランプリが開催されるようになりました。

お笑いコンビ芸人のナンバー1を決める『M-1グランプリ』は「漫才」のイニシャルをとったものですが、ピン芸のナンバー1を決める『R-1グランプリ』の「R」の意味はあまり知られてはいません。

この「R」は「落語」のイニシャルであり、2002年に開催された第1回大会では、座布団の上で漫談を行うルールだったのです。しかし第2回大会からは唐突にそのルールを撤廃し、古典落語の演目以外であれば、面白ければ何でも良いというルールに変更がなされたのです。