タカラトミーから販売されている『人生ゲーム』は、家族や友達と楽しめるボードゲームです。スタートからゴールまでの間に就職や結婚などの様々なイベントが用意されており、その名の通り人生を模した内容になっています。

人生ゲームの原点

『人生ゲーム』は1968年の発売以来、出荷本数1000万個を超える大ベストセラー商品です。しかしタカラトミーが創り出した商品ではなく、あくまでもライセンス契約に則って日本語版の販売を行っているに過ぎません。このゲームの原型は24歳のアメリカ人男性によって考案されました。

元のゲームの名は『THE CHECKERD GAME OF LIFE』といい、チェス盤のような市松模様のマスに、人生で起こりうる様々なイベントが書かれており、「上か下に進む」「右か左に進む」という指示のもと、自分の好きな方向に移動していきポイントを稼いでいくゲーム内容になります。マスに書かれたイベントは善行と悪行に分類され、善行を選ばなければポイントは加算されません。

このゲームの原点はキリスト教の経典である聖書にあり、ゲームを通して聖書の教えを広めるという狙いがあったのです。