納豆の歴史は古く、発祥にはいくつかの説がありますが、広く一般的に食べられるようになったのは江戸時代頃からといわれています。納豆は大豆に納豆菌を付着させて発酵させる食品ですが、その納豆菌の数は想像を絶する数なのです。

1パックあたりの納豆菌の数

納豆菌は枯草菌と呼ばれる菌の一種で、稲のわらなどに多く付着しています。その数は1本のわらに約1000万個あるとされます。

広島県の健康福祉局は次のような実験結果を公表しています。まず、ミキサーで溶かした納豆を生理食塩水で薄め、栄養素を含んだ寒天と混ぜて、適温で一晩おきます。こうすることで納豆菌を培養するのです。結果、1gの中に23億個の納豆菌が確認されました。

つまり一般的な納豆の1パックの容量は50gですので、1パックで1150億個の納豆菌を食べている計算になります。

納豆は整腸効果があることが確認されています。こんなに沢山の納豆菌が、体の中で健康のために働いてくれているのです。