コーヒーコーラを否定しているわけではありません。これらの飲料にはカフェインが含まれている事はご存知の通りですが、このカフェインにも致死量が存在するのです。

カフェインによって引き起こされる症状

カフェインの致死量は3~10g。また、死亡するに至るまでに急性中毒が引き起こされる事もあります。不安や不眠などの初期症状が表れ、重度の場合は幻覚や幻聴が起きてしまいます。10gまで到達してしまうと間違いなく死に至ってしまうと言われています。カフェインの中毒にはこれといって専用の薬があるわけではありません。中毒症状が引き起こされた場合は、胃洗浄などの処置が施されます。

コーヒーはカフェインが含まれた代表的な飲み物です。コーヒー1杯の平均的なカフェイン量はおよそ100mg程度。一度に30~100杯をガブ飲みしてしまうと症状が発症するという計算になります。コーラはメーカーによって含有量が異なりますが、最も有名なメーカーでは350mlに対して45mgのカフェインが含まれています。およそ65~220本を一気飲みしてしまうと危険信号が点滅します。さすがにコーラは飲みきれる量ではありませんが、コーヒー30杯ならば飲めそうな気がしますので注意が必要なのかも知れません。

慢性的にカフェインを取り続けている人は「朝、コーヒーを飲まないと眠気が覚めない」などという場合は慢性中毒にかかっている恐れがあります。この状態でカフェインの摂取を絶つと、頭痛や吐き気などの禁断症状に襲われる事もあります。しかしこのような禁断症状を断ち切るためには、カフェインの摂取を止めるしか選択肢はありません。普段からカフェインの摂取量には気を配るようにしましょう。