1886年の販売開始からおよそ130年の歴史を持つ炭酸飲料。つい飲みたくなる中毒性から、麻薬のコカインが入っているとの噂もあります。コカ・コーラの「コカ」は本当にコカインが語源なのでしょうか。

今回の雑学では、コカの意味とコーラの語源は何なのかも併せてご紹介します。

コカ・コーラの原材料

コカ・コーラの大まかなレシピは、コカの葉とコーラの実を原材料に使用し、そこに様々な香料やエッセンスを加えて作られています。

コカの葉

コカの葉とはもちろんコカインを製造するための植物です。しかしコカの葉自体には依存症や精神疾患を引き起こす作用はほとんどありません。高山病の薬としても使用されています。

麻薬のコカインはこのコカの葉を高濃度で抽出したもので、この状態のコカが精神異常を引き起こす麻薬となるのです。

しかし驚くことに、コカインが麻薬として違法になるまでは、コカ・コーラにも微量のコカインが含まれていました。現在はもちろんコカインは含まれていません。

コーラの実

コーラの実とはコーラという植物になる実の事です。この実はコーラ・ナッツと呼ばれ、微量のカフェインが含まれています。

タバコなどと同様に、嗜好品として実をかじって楽しんでいる地域もあるようです。

コカ・コーラだけでなく、様々なコーラ飲料はこのコーラの実のエキスを抽出して原材料として使用するのです。但しコーラ飲料の中でもこのエキスを使用しないで作られているものもあるので、コーラの実のエキスを使用しなければコーラ飲料ではないということはなさそうです。