カレーにはサッパリとした副菜がとても合います。漬物として福神漬けを添えることも多いですが、忘れてはいけないのが、らっきょうの甘酢漬けです。

カレーとらっきょう

カレーと相性抜群のらっきょうは、中国のヒマラヤ地方が原産のネギ科の植物で、日本でも鳥取・福井・鹿児島が特産品として力を入れています。

カレーに添える甘酢漬けは、サッパリとして口直しに適していますが、これは海外で同じくカレーの口直しとしてピクルスが添えられていたのをヒントに、帝国ホテルがらっきょうの甘酢漬けを添えたのが始まりであるという説があります。

また、これは偶然なのかも知れませんが、らっきょうに含まれるアリル硫化物が、豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を促すため、日本で一般的に食べられているポークカレーとの相性が抜群なことも、らっきょうがカレーのお供として長く愛される理由の一つなのかも知れません。