カボチャの原産国はアメリカです。しかし名前の由来はポルトガル語が関係していることが分かっています。
今回の雑学では、なぜ「カボチャ」という名前になってしまったのかをご紹介します。

カボチャの産地

カボチャが初めて作られた、つまり原産国はアメリカになります。その後世界に広まり、現在では中国、インド、ウクライナ、アフリカなどが主な生産国となっています。

ちょっとした勘違いでカボチャになってしまった

日本にカボチャがやってきたのは1500年頃。北九州の港にやってきたポルトガル船によって輸入されました。そのポルトガル船に積まれていたカボチャはカンボジアから持ってきたもので、「カンボジア」が訛って「カボチャ」に変化したと言われています。当時はカボチャがカンボジア原産と勘違いされていたようです。

漢字の由来

カボチャは漢字で「南瓜」と書きます。カボチャはウリ科の仲間ですので、瓜という漢字を使うのは分かりますが、南にはどういった意味があるのでしょうか。

この南という意味は「南蛮渡来」を意味しています。南蛮とは南方の野蛮人の略語で、東南アジア地方を指す言葉です。ポルトガルなどの貨物船は東南アジアを迂回して日本にくるため、南蛮渡来という言葉が生まれました。

つまりカボチャは、南蛮渡来でやってきた瓜ということになります。