キノコの王様といわれ、古くから日本食にとって高級食材とされてきたマツタケ。その芳醇な香りは、秋の味覚の代表として愛されています。そんなマツタケが実はキノコであると知ったらどうでしょうか?

マツタケの毒性

マツタケに限らずキノコ類は少なからず毒性を持っています。キノコ類を生食しないのはそのためです。マツタケの場合は、生食すると腹痛を起こします。しかし注意するのは生食だけではありません。

マツタケにはヒスチジンとフェニルアラニンという成分が含まれます。マツタケが古くなり傷んでしまうと、この成分がヒスタミンとフエニルエチルアミンという成分に変化し、この二つが合わさることで中毒の原因となる毒になるのです。

傷んでしまったマツタケを食べた場合は、激しい嘔吐を引き起こしてしまうので、高級食材だからといってがめつく古いものも食べてしまおうと思わない方が良いのです。