フグには青酸カリの1000倍以上の毒性のあるテトロドトキシンというを持っています。しっかりと毒のある部分を廃棄しなければならないため、調理にも資格が必要です。自治体にもよりますが、最も厳しいと言われているのは東京都で、条例によって専用のゴミ箱に捨てられることが義務付けられています。

フグ毒の取り扱い

東京都では1949年に「東京都ふぐの取り扱い規制条例」が定められ、他の食品や廃棄物と混合しないように、鍵付きのゴミ箱で毒のある部分を保管しなければなりません。このゴミ箱は都から支給されるわけではなく、店側が独自に用意して申請する必要があります。ゴミ箱の中身は専用業者が回収しに来てくれます。

もし、鍵をかけていないなどの条例違反が発覚した場合は、30万円以下の罰金もしくは懲役6ヶ月以下の罪に問われてしまいます。