大根は日本人の食生活になくてはならない食品の一つと言えるでしょう。おでんや煮物などでメインを飾ったり、刺し身のツマや大根おろしとして名脇役を飾ったりと、食卓で大活躍の大根。

今回の雑学では、そんな大根の本当のの正体をご紹介します。

本当の色は白ではなく無色透明

生の大根は白い色をしていますが、おでんの大根など、煮ているものは透明に見えます。それもそのはず、大根の本当の色は無色透明なのです。

大根は白い色素を持っているわけではありません。大根の表面には無数の小さな穴が開いてあり、その穴一つ一つがデコボコした表面で覆われています。その中には空気が含まれており、ここに光が当たることによって光の乱反射が起こり、人の目に届くまでに白い色として見えるわけです。

大根を煮ることによって中の空気が外に出されてしまうので、煮ることで本来の透明な色が見られるというわけです。