ペットボトルお茶のラベルを見てみると、どのメーカーのお茶にも「ビタミンC」が含まれていることが分かります。なぜお茶にビタミンCを添加する必要があるのでしょうか。

ビタミンCの役割

このビタミンCには二つの意味があります。まず一つ目は、お茶の品質の劣化を防ぐため。全ての食品や飲料水は酸化することによって劣化し、変色やカビの繁殖などの原因を作ってしまいます。

しかし逆にお茶の成分より酸化しやすいビタミンCを入れることにより、まずはビタミンCから酸化が始まるため、結果的にお茶自体の品質を長い間維持できるというワケです。

二つ目の理由は大手飲料水メーカーのサントリーによると、製造工程で失われる、緑茶本来のビタミンCを補うためとされています。緑茶以外のウーロン茶や紅茶においても、お茶の葉を茶葉に加工する段階や抽出する段階で失われてしまうため、それを補うために添加しているそうです。