水に炭酸を加えただけのシンプルな飲み物で、糖類が含まれていないために健康にも有効であるとされます。近年では炭酸水が流行をみせ、お酒を割る用途以外にも、そのまま飲んだりすることも増え、需要が高まったおかげで様々な種類の炭酸水が販売されています。炭酸水といえば、昔から販売されている定番の「ウィルキンソン」を思う浮かべる人もいるでしょう。あまり知られてはいないようですが、この「ウィルキンソン」は日本生まれの炭酸水なのです。

ウィルキンソンの原産地

ウィルキンソンは兵庫県西宮市にある天然の炭酸鉱泉から採取できる、日本原産の炭酸水です。1889年頃に日本に定住していた、イギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが発見したことから命名されました。

すぐに水質調査を依頼し、飲料用・医療用ともに優れた水質であることを知ったウィルキンソンは、この炭酸水の販売をすることを決意し、1890年から販売が開始されたのです。