徳川第5代将軍である徳川綱吉といえば、最も有名なのが「生類憐みの令」でしょう。文字通り生類を憐れむ法令ですが、庶民からは「天下の悪法」と評され、すこぶる不評だったとされます。

綱吉の嫌いな生き物とは

「生類憐みの令」における生類の対象は、捨て子や病人を始めとし、犬、猫、鳥、魚貝類、昆虫類にまで及びました。ここまで生き物を大切に思っていた綱吉ですが、彼にも一つだけ大嫌いな生き物がいました。それがカラスです。

ある外出中のこと、綱吉の頭に一羽のカラスが糞をしたことから、綱吉はカラスが大嫌いになったのです。江戸の町からカラスをいなくしたかったのですが、殺生はできません。そこで綱吉は、カラスを島流しの刑に処したのです。

生類を憐れむ気持ちがあるのであれば、是非とも寛大な心で許してあげて欲しかったものです。