血圧を測定すると、必ず「140」、「85」などといった具合に2種類の血圧が測定されます。この数値が一定の基準値よりも高すぎても低すぎてもいけませんが、そもそもこれらの意味は何なのでしょうか。

血圧測定の数値の見方

心臓は縮んでは膨らむ動作を繰り返し、ポンプのように血液を体中へと送り込みます。心臓が縮んだ力で大動脈へと血液が流れ出し、この時に動脈にかかる圧力が、「上」の圧力であり、正式には「収縮期血圧」と呼びます。

それとは反対に、血液が心臓に戻ってきて、心臓が膨らみ、次に送り出す血液をためている状態のときの血圧が「下」の圧力であり、正式には「拡張期血圧」と呼びます。

ちなみに、病院などの器具で測定した場合は140/90mmHg以上、家庭用機器で測定した場合は135/85mmHg以上の場合に高血圧と診断されますが、上下いずれかの値だけが高い場合も高血圧となります。