朝起きてから何も口にしていないのに、全然お腹が空かない経験をしたことはありませんか?逆に食べたばかりなのに空腹を感じる事もあるでしょう。人間は一体どのようにして空腹を感じるのか、そのメカニズムをご紹介しましょう。

空腹を感じるメカニズム

実は人間は胃袋に食べ物が入っているかどうかで空腹感を判断しているわけではありません。空腹を感じるのは胃ではなく脳なのです。脳は血中の血糖値の低下によって空腹を感じるのです。

血糖値は肝臓内のグリコーゲンが減少する事で低下します。グリコーゲンを増やすには、炭水化物を摂取する事です。炭水化物がグリコーゲンへと変化し、血糖値を上昇させてくれます。

脳は単純に血糖値で空腹を判断するため、食事を摂らなくても必要な栄養素だけを摂取していれば空腹は感じません。病院の点滴だけで何日も過ごす事が出来るのも、この為です。

例えばダイエット中なのに中途半端な時間にお腹が空いて間食してしまう事が多いですが、これを回避するためにはチョコレートなどの糖質の高いものをほんの少し食べるだけでも、空腹感はかなり抑えられるといいます。