は健康を表す鏡であると言われています。爪の形や色などから様々な健康のサインが読み取れるのはご存知でしょうか?

今回は爪から読み取れる様々な健康状態をご紹介します。この雑学で健康な身体を維持しましょう。

女性の場合はマニュキアによって健康状態が見逃しがちです。マニュキアを落とすための除光液によっても爪の表面が削れてしまうため、正確な情報を得ることは難しいかもしれません。

爪とは

まずは爪とは何なのかを勉強しましょう。

人間に限ったことではありませんが、爪のおかげで物を上手に掴めたり、力を加える事ができたり、バランス良く立ったり歩いたりする事が出来ているのです。

爪はタンパク質の一種であるケラチンから作られています。爪の成分中には12%~16%の水分が含まれているため、季節による外気温によって硬さが変わりヒビ割れなどの原因になります。

爪の下には毛細血管が沢山あり、血液の健康状態に左右されやすいです。
それでは爪が映し出す健康へのサインがどういったものなのかをご紹介しょう。

爪に線が入る

爪に対して縦か横に線が入る、または溝の様にへこんでいる状態から読み取れる情報があります。

縦に線が入る

加齢によって線が入ることがほとんどです。皮膚でいうところのシワと同じような感覚です。しかしストレスや睡眠不足、過労などによっても線が入る場合があります。

横に線が入る

爪は一日平均0.1㎜ずつ伸びています。
病気になってしまうと、爪に栄養が行ききらずに成長が抑制されて爪がへこみます。爪の根元から線が入っているところの距離と、爪の伸びる早さから計算すると、何日前に体調が悪かったかが分かります。

爪の色

色からも様々な症状が見て取れます。

可能性のある病名
貧血、肝臓病、単なるマニュキアによる刺激による変化
水虫、気管支の異常、甲状腺疾患、老化、薬飲用の影響
緑膿菌による感染症
脳血栓、心筋梗塞、心臓疾患
赤黒 肝硬変、肝臓病、ホルモン分泌異常

爪の色は全体的に変化する場合もありますし、斑点のように出る場合もあります。可能性のある病気はこれが全てではありません。爪の色の変化は素人では判断が付きづらいものですので、異常を感じたら医師に相談しましょう。

形状の変形

変形種 原因
巻き爪 爪に圧力がかかることで変形する。足の爪に起こることが多く、靴が狭かったり小さいのが原因。皮膚に食い込んで傷つくことで感染症にかかる場合もある。
二枚爪 水仕事やマニュキアの除光液、乾燥や衝撃によって2枚にわかれてしまう。
さじ状爪 スプーンの様に反り返る状態。鉄分の不足により起こる。女性の場合は子宮内の病気の可能性も。

爪半月で健康状態を知る

爪半月とは爪の根本にある白い半月の部分です。一般的にこの白い部分の面積で体力が落ちているかのどうかの健康状態が計れます。

但し元々白い部分が少ない方はこの限りではありません。以前に比べて少なくなったなと感じる場合には体力の低下などが考えられます。これにより身体の免疫力が落ちている可能性も考えられますので、注意しましょう。