ここでいう耳とは、ピアス穴のこと。一説によると、ピアスの穴を耳たぶに開けると、まれに白い糸状のものが飛び出てきて、それを引っ張ると失明するという話があります。これは本当なのでしょうか。

白い糸の正体

結論から言えば、これは何の根拠もない迷信で、都市伝説の一つとなっています。そもそも視神経は脳神経の一つのため、脳と直接繋がっており、耳たぶには通っていません。この観点からみても、耳に何らかの処置をしたところで失明するというのはありないことと言えます。

しかしまれに白い糸状のものは本当に出てくる場合があるのです。この正体は、にきびなどと同様の余分な脂分である「角栓」や「粉りゅう」であると考えられています。

ピアスの危険性を誇張した考えが、この都市伝説を生み出したきっかけになったと言われています。