順番を決めたり、特定の人物だけ当たりを用意したりと、ジャンケンよりも公平かつ汎用性が高い「あみだくじ」ですが、この「あみだ」とは仏教の如来の一つである「阿弥陀如来」が由来です。

あみだくじの由来

現在のあみだくじは、人数分の縦線を引き、その間にいくつか横線を引いてハシゴの形にした状態で開始するものが一般的です。あみだくじの歴史は古く、室町時代から行われていたとされますが、その頃のあみだくじは現在とは違い、中央から外に向かって放射線状に線を引くものが一般的でした。

この形状が阿弥陀如来の後ろにさす後光に似ていることから、あみだくじと呼ばれるようになったのです。ちなみにあみだくじは漢字では「阿弥陀籤」と書きます。