選挙の投票に足を運んだ方ならご存知でしょうが、投票会場には不正などがないかを常にチェックしている監視員が複数名常駐しており、その視線が刺さる中、投票用紙に記入をしなければなりません。誰に投票したのか分からなくするため、用紙を折って投票箱に入れる方も多いでしょう。

投票用紙の仕組み

用紙を折って入れるてしまうと、回収と集計の際に余計な手間をかけさせてしまうのではないか、と心配される方もいるでしょう。しかし心配には及びません。選挙用の投票用紙は折っても勝手に開くようにできているのです。

投票用紙の正式な商品名は「テラック投票用紙BPコート110」で、1989年に開発されました。ポリプロピレンという樹脂でできており、元の形状に戻る性質を持っているのです。この材質でできた投票用紙は正確には紙ではなくフィルムの一種なのです。

実際に投票用紙が勝手に開く様子