寒い日に自転車を漕ぐこともあります。寒いから目的地まで急ごうと思っても、漕ども漕ども思うように自転車のスピードが上がらないと感じることがありますが、これは錯覚なんかではありませんでした。

自転車のスピードが落ちる理由

寒い日に自転車のスピードが上がりづらい理由は様々あります。

まずは人間自身の問題。寒い日に体を動かすと、体を温めるために血管が収縮して熱を外に逃さないようにします。このことで熱を帯びた筋肉がクールダウンされづらくなり、疲労を感じます。さらに、冷たい空気を吸い込んでも、酸素の吸収効率は悪いことから、人間自身のパフォーマンスが低下しているため、思うように自転車がスピードに乗らないのです。

また、寒い日は厚着をしているため、どうしても空気抵抗も多く受けてしまいます。

次に自転車のタイヤの問題です。タイヤのゴムは寒さによって硬くなり、路面との抵抗が増加して転がりにくくなるのです。

これらの要因が重なることで、確実に自転車のスピードは落ちているのです。