歯は一生涯付き合うものであり、毎日のケアを欠かさないことが、健康な歯を生み出すのに必要不可欠です。しかし体の病気と同じく、気を付けていても虫歯ができることもありますし、歯石除去などの定期受診も必要になることから、歯医者に通うことはしばしばあります。

痛いときは左手挙手が共通?

歯医者さんでは、痛みを感じた際にどのように伝えるべきか迷ってしまいます。治療中は当然ながら口を開けている状態で、器具を使用していますので安易に頷くこともできなければ、声を発することもできません。

そこで多くの歯科医は、痛みを感じた際には左手を挙げるように患者に伝えるそうです。これは人間は右利きが多いことから、治療中は患者の右側に立って治療を行うからです。万が一右手を挙げてしまうと先生の腕などに当たってしまう可能性があり、治療器具に思わぬ影響があるかも知れません。

しかし歯科医が実際に左手を挙げなければ痛みを感じ取ってもらえないのかというと、そうではありません。先生は口の周りの筋肉のこわばりなど、様々なところから患者のリアクションを感じ取っているため、実際に挙手をしなくても痛みには気付いてくれるそうです。