近年では主に関西での文化であった恵方巻きが全国に広まり、節分の日におけるイベントが増えています。恵方巻きには様々な作法がありますが、それらにはどのような意味があるのでしょうか。

恵方巻きの作法

恵方巻きを食べる際は、その年の吉方向である恵方に向かって、黙ったまま丸かぶりして食べます。恵方を向いて行う行いは、何事であっても縁起が良いとされるからです。そしてその縁を切らないために、太巻きを食べやすい大きさに切りわけることはせずに、丸かぶりします。

恵方巻は一般的に7つの具材を使用します。これは七福神とかけたもので、それらを海苔で巻くことで、福を巻き込むという意味を持っているのです。この福が口から逃げないよう、無言で黙々と食べ続ける必要があるというわけです。

そして作法に気を取られてしまい、忘れがちなのが願掛けです。食べている間は心の中で願い事をしながら食べるようにしましょう。