一般的に盲導犬を連れているユーザー(障がい者)は、眼が全く見えない「全盲」であるという認識がありますが、これは間違いです。視力が0.04を下回ると歩行が困難になるとされ、視力障がいと認定されます。視力障がい者は盲導犬を持つことができ、日本国内では1000頭ほどの盲導犬が活躍しています。

盲導犬への指示語

盲導犬への指示語は、日本国内であっても共通して英語が使われます。

  • Sit(シット)=座れ
  • Down(ダウン)=伏せ
  • Come(カム)=おいで
  • Wait(ウェイト)=待て
  • Good(グッド)=いい子だ
  • No(ノー)=ダメでしょ
  • Straight Go(ストレートゴー)=まっすぐ進め
  • Right Go(ライトゴー)=右へ進め
  • Left Go(レフトゴー)=左へ進め
  • Out(アウト)=口から出せ
  • OneTwo(ワンツー)=排泄をうながす

日本語には男言葉や女言葉だけでなく、地域によって様々な方言があります。盲導犬を育成・利用する際に、これらの言葉の違いによる妨げを防ぐためににも、盲導犬への指示語は全て英語で行われるのです。