日本で普及しているキーボードの配列は「QWERTY配列」と呼ばれるものです。これは、キーボードの配列の左上から右方向に順番に押すと「QWERTY」となることから名付けられたもので、日本語に訳すような意味はありません。

キーボード配列

パソコンが当たり前のように普及していますが、それ以前はワープロがあり、さらに古くはタイプライターからキー配列の歴史は始まっています。キーボードの配列がABC順になっていないのには諸説ありますが、一説によるとタイプライターは高速で打鍵すると印字ハンマーが絡まってしまうため、適度に文字をバラけさせたとされますが、異論も唱えられています。

そしてQWERTY配列では上部の一列だけで「TYPE WRITER(タイプライター)」と打つことができます。これは、タイプライターが一般的ではなかった時代に、営業マンが華麗にキーを打っているように見せるため、あえて上部一列に「TYPE WRITER」というキーを配置したとも言われていますが、これもあくまでも一説にすぎません。