世界的に権威が高い賞とされるノーベル賞。受賞するためには人類には到底不可能であろう功績を残す必要があります。常人では理解し難い程の頭脳明晰な人物が一堂に会する授賞式には世界中のメディアが集まります。しかし滅多に取り上げられることがない、恒例の儀式があるのをご存知でしょうか。

愉快な恒例儀式

ノーベル賞の授賞式はダイナマイトを発明したことで知られるアルフレッド・ノーベルの命日である12月10日にスウェーデンのストックホルムのコンサートホールで行われ、賞金、賞状、金メダルの授与が国王から贈られます。

授賞式の後は晩餐会が開かれ、さらには講演や近隣の大学生たちとの懇談会があります。そこで恒例となっているのが、『かわいいカエルちゃん』というスウェーデン民謡に合わせて行われる、学生と受章者による「カエル跳び」の儀式です。これは受賞者のさらなる飛躍を願ってという意味が込められている恒例儀式で、カエル跳びを披露した受章者にはカエル勲章なるものが贈られるそうです。

お堅いイメージのある学者たちのユーモアある姿は一度は見てみたいものですが、残念ながらこの晩餐会以降の行事は、メディアは立ち入り禁止なのだとか。