飲料水から調味料、医薬品や化粧品などの容器として、様々なジャンルで幅広く利用されているペットボトル。耐熱性、耐寒性、耐薬品性など多様な耐性を持っており、まさに液体の保存容器としてはうってつけの入れ物で、昭和の大発明と呼べるでしょう。

ペットボトルの「ペット」とは

現代では当然の様に使われるペットボトルは、海外では1970年代半ばに新素材の「PET」が発見され、ボトルとして使用されました。日本では1977年にキッコーマンと吉野工業所が醤油の容器として開発したことが初まりです。

ペットボトルのペットは、飼育されている動物を意味する「pet」と同じスペルですが、もちろん動物とは何ら関係はありません。ペットボトルの英語表記は「PET bottle」です。全てが大文字ですので、省略文字であることが分かります。

ペットボトルの材質は「ポリエチレンテレフタラート(polyethylene terephthalate)」で出来ており、これが省略されて「PET」と呼ばれるようになりました。

ちなみに「ペットボトル」というのは和製英語ですのでお気をつけて。英語圏では「プラスチックボトル」と呼ばれます。