ポケットサイズの小さなポケットティッシュは、外出の際に非常に重宝されるアイテムです。私たちの生活に馴染みのあるアイテムですが、実はこのポケットティッシュは意外にも日本で生まれたものなのです。

ポケットティッシュの発祥

アメリカで開発されたティッシュペーパーが日本に入ってきたのは1953年のこととされています。現在でも使われ続けているボックスティッシュが誕生したのは1964年のことで、「クリネックス」と「スコッティ」の販売が開始されました。そして1970年頃には、ポケットサイズのティッシュであるポケットティッシュが日本中に広く普及します。

ポケットティッシュというと思い浮かぶのが「ティッシュ配り」です。街中で一度は受け取ったことがあるでしょう。ティッシュ配りで配られるポケットティッシュには、必ず企業の宣伝が書かれた紙が梱包されています。こういった手法の宣伝をゲリラ・マーケティングと呼びますが、実は世界中で日本のようにティッシュ配りを行っている地域はほとんどありません。

これもポケットティッシュの開発に目を向け、広く普及させた背景のある日本ならではのアイディアなのです。