今ではあまり見かけなくなったリーゼントスタイルですが、最もリーゼントが流行したのは1950年代、いわゆる不良やヤンキーな方々に愛用されていた髪型で、ユニコーンの角のように前髪をまとめて高く上げたのが特徴です。

リーゼントの正しい意味

しかし実はリーゼントというのは、この特徴的な前髪を指す言葉ではありません。前述した髪型を総称してリーゼントと呼ぶのは、日本独自のものであると言えます。

本来は、ポマードやワックスなどの整髪料で両サイドの髪を流し、後頭部でI字型にピッタリと合わせた部分のことをリーゼントというのです。

名前の由来はロンドンのウエストエンド地区にある大通り「リージェント・ストリート」で、左右二手に分裂し、中間で膨らみ再び合流する形のこの大通りの軌道に似ていることから命名されました。