三面記事とは新聞の社会面のことを指します。芸能ニュースやエンタメ系のいわゆるゴシップ記事など、一般社会の雑多なニュースを取り上げる紙面とされます。しかし3ページ目にあるわけでもないのに、なぜ「三面記事」と呼ばれるのでしょうか。

三面記事の由来

1892年11月1日に、日本の小説家・思想家である黒岩涙香によって、『萬朝報(よろずちょうほう)』という日刊新聞が創刊されました。この新聞はわずか4ページ(四面)しかなく、広告、政治経済、ゴシップ系、文化記事によって構成されていました。

そうです、『萬朝報』の三面がゴシップ記事を載せていたことから、以後日本で発行される新聞ではどの面にゴシップ記事があろうとも、社会面を「三面記事」と呼ぶようになったのです。