結婚式本番だけに限らず、結婚式の打ち合わせに式場に足を運んだ段階から、差し出される飲み物としてお茶が出てくることはまずありません。アルコール類やソフトドリンク類の種類は豊富に用意されているのに、なぜお茶だけはないのでしょうか。

結婚式とお茶

まず、日本人は縁起を重んじますが、お茶という言葉も「お茶をひく」「茶化す」「茶々が入る」といった、あまり良い意味を持たない言葉が多いです。ただでさえ縁起の悪い言葉なのに、お茶は法事や葬儀の引出物として必ずと言っていいほど入っています。

そんな理由から、めでたい席である結婚式やお見合いの席、結納の席などでもお茶は出てきません。ただ全くお茶が用意されていないわけではなく、頼めば出てくることはあります。その際はただの緑茶ではなく、桜蕩か昆布茶が出てくるのが一般的なようです。