紙をライターなどで炙った時、紙は炎をまといながら燃えていきます。これは紙の発火点である200~350℃を超えたから燃焼が起こったのです。小学校の授業で習ったとおり、地球上で物が燃えるのは酸素があるおかげです。話は変わりまして、太陽の表面温度は約6000℃あります。6000℃と言えばある程度の物質であれば燃えてしまいます。しかし宇宙には酸素がありません。では、太陽の近くにを持っていくとどうなるのでしょうか。

結論から言うと、酸素がないため宇宙空間で紙が燃えることはありません。但し、紙はセルロースという化合物なので、太陽の熱によって分子が蒸発して消えてなくなります。

ではなぜ太陽は宇宙空間で燃えているのでしょうか。これは太陽は燃えているのではなく、太陽の中心にある水素原子がくっつく事によって発生する「核融合反応」によって、莫大なエネルギーが発生しているから、燃えているように見えるのです。