現代の世界は様々な貿易によって成り立っているといっても過言ではないでしょう。特に私たちの住む日本では、海外から大変多くの食べ物や生活用品などを輸入しています。そんな中、わざわざゴミ輸入している国があるのです。

ゴミを輸入する理由

中でも北欧に位置する美しい国という印象の強いスウェーデンでは、ノルウェーやイギリス、アイルランド、イタリアなどの近隣の国々から、年間約80万トンものゴミを輸入しているのです。

その理由はエネルギー資源として利用するためなのです。

エネルギー先進国であるスウェーデンでは、年間200万トン以上のゴミが排出されますが、その99%は半分がリサイクル、半分がゴミ処理場にて焼却されて電力に変えられています。

ゴミ焼却によるエネルギー変換の技術を利用して国内の電力をまかなっているのですが、国内から排出されるゴミの量では足りず、わざわざ他国からゴミを輸入しているというわけです。