日本では親指と人差指をくっつけて「OK」の意味でハンドサインが使われます。しかし海外に出るとこれが別の意味に変わってしまう事もあるので注意が必要です。

今回の雑学では、海外では別の意味になってしまうハンドサインをいくつかご紹介します。

OKサイン

日本

「大丈夫」、「了解」などのOKサインとして使われます。

海外

フランスでは「ゼロ=無能、役立たず」を意味してしまいます。トルコやブラジルなどでは、陰部を表すサインになってしまうので注意が必要です。

OKは手のひらを立てて表しますが、これを横に寝かせてしまうと「お金(チップ)を要求」するサインになります。多くの場合は親指と中指をくっつけて、こするような動作を加えます。紙幣を数える動作からこのサインが出来上がりました。

ピース

日本

写真を撮る時など、指をチョキの形にしてピースサインを作ります。正しいピースサインは手の甲を相手側に向ける形ですが、その逆の手の甲を相手側に向ける裏ピースをする人もいます。日本ではどちらも同じピースサインです。

海外

イギリスなどの北欧周辺やオーストラリアでは、裏ピースは「相手を侮辱する」意味になります。中指だけを立てるハンドサインもこれと同じ意味です。記念撮影の時にうっかり裏ピースを出してしまわないように注意しましょう。

親指を立てる

日本

「いいね」や「GOOD」などの意味で使われます。これを逆さまにしてしまうと侮辱するサインというのは世界共通ですね。

海外

イタリアや中東などの地域では、親指を上に立てていたとしても「相手を侮辱する」意味になってしまいます。

小指を立てる

日本

日本では特にこれといった意味はありません。運命の赤い糸を小指に結ぶところから、恋人的な何かの意味があるのでしょうか。定かではありません。

海外

中国では相手のことを「無能だ」という意味で使われます。

人差し指と小指を立てる

日本

人差し指と小指を立て、中指と薬指と親指の先端をくっつけます。プロレスラー武藤敬司の決めポーズでもおなじみの形です。それ以外の意味はありませんので、プロレス観戦に行った際に役立ててください。

海外

地中海周辺の国では「弱いヤギ」を表し、相手を侮辱するサインになります。

手のひらを見せる

日本

手のひらを相手の顔の前に押し出します。日本では「ちょっと待って」、「ストップ!」などとして使われるでしょう。

海外

ギリシャでは相手の顔に泥を塗るジェスチャーとして「相手を侮辱する」サインになってしまいます。


これ以外にもハンドサインは様々ありますが、そのほとんどが日本では使われない上、海外では相手を侮辱するサインであったり、卑猥なサインになります。
海外旅行などに行く際は、ちょっとした手の動きでも気をつけて行動したほうが良さそうです。