世界屈指のサッカー強豪国として名高いブラジル代表。黄色いユニフォームから「カナリア軍団」という愛称が付いていますが、代表に選ばれた選手のほとんどが、ニックネームで選手名を登録していることはご存知でしょうか。

なぜニックネームを登録するのか

例えば日本人に馴染みの深いブラジル出身のサッカー選手として、かつて鹿島アントラーズに在籍しており、2006年には日本代表監督としてワールドカップへの出場を果たした「ジーコ」がいます。

ジーコの本名は「アルトゥール・アントゥネス・コインブラ」といいます。ニックネームの「ジーコ」というのは「痩せっぽち」という意味で、見た目が痩せていたことからついたニックネームなのです。

このように、ブラジルの選手の大半はニックネームで選手名を登録しているのです。その理由として、「本名が長いから」、「同じ名前が多いから」ともいわれていますが、そもそもブラジルにはニックネームを公的な場で使用する習慣があるのです。

この習慣から、サッカー選手だけでなく、国を代表する大統領までもが公的な場でもニックネームを使用しているのです。