重さ7.26kgの鉄球に紐をつけ、どれだけの距離を飛ばせるかを競うハンマー投げ。日本からは室伏広治選手が84m86cmで世界記録の第4位につけています。「ハンマー」は日本語で「金槌」を意味しますが、投げる鉄球はまん丸の形をしています。

ハンマー投げの由来

ハンマー投げの起源はアイルランドにあり、元々はその名前の通り金槌に鎖を付けて投げていたのが始まりとされます。このハンマー投げのさらに原型を辿ると、遥か昔に使用されていたスリングという投てき武器に行き着きます。スリングは石に紐を巻き付けた形をしており、これを頭上で振り回して投げ付ける武器で、狩猟や時には戦争の道具としても使われてきました。

ちなみに、ハンマー投げは一般的に認知されやすいように使用されている名称で、陸上競技としての正式名称は「ハンマー投」と呼びます。