ボクシングの練習風景で、黙々とサンドバッグを叩く姿が見られます。サンドバッグ、日本語では「砂袋」という意味になりますが、実はサンドバッグには入っていません。ではなぜこのような名前になったのか。そして中には何が入っているのでしょうか。

サンドバッグの由来

ボクシングが日本に伝わったのは1920年代の事です。その際に打撃練習用の袋も一緒に入ってきたのですが、練習生が中に何を詰めて良いのか分からずに、とりあえず砂を詰めてみたことがサンドバッグの始まりと言われています。

しかし砂は袋の中で固まってしまい、練習生の拳を痛めてしまうという理由から、すぐに中身の砂は撤廃されることになりました。現在ではサンドバッグという名前だけが残り、中身はウレタンや布切れが詰め込まれています。

間違った使い方をしてしまったがために、この器具をサンドバッグと呼ぶのはもちろん日本だけで、海外ではパンチングバッグと呼ばれています。