サッカーでは45分間の前後半戦、計90分を戦い抜いても決着がつかない場合は、前後半戦の延長戦に突入します。それでも決着がつかない場合、PK戦へともつれ込みます。通常は5人ずつのキッカーで決着をつけるのですが、2010年に行われた高校サッカー大会にて、異例の記録が生まれました。

歴史PK対決

その記録が生まれたのは2010年11月7日の第89回全国高校サッカー選手権、福岡大会の決勝でのことでした。

両チーム同点のままPK戦へともつれ込みました。両チームとも最初の5人を含む11人全員が1本も外さず22人の選手全員がゴールを決めて1巡目が終了。

2巡目では一進一退の攻防が繰り広げられるも、最後まで行き着き、ゴールキーパー同士の対決になりました。ここで43人目のキッカーがシュートを外し、44人目のキッカーがゴールを決めたことで、ようやく試合に決着がついたのです。