老若男女が楽しめるスポーツとして、テニスは非常に人気の高いスポーツです。単に「テニス」と呼んだ場合、一般的には硬球を使用する「ローンテニス」を指します。対して、柔らかい軟球を使用するテニスを「ソフトテニス」と呼びます。

テニスの歴史

テニスの歴史は紀元前にまで遡ることができ、かつてエジプトでは宗教的行為としてテニスに似た球技が行われていたとされます。この様子は紀元前の壁画からも読み取ることができます。しかし現在のようにスポーツとして確立されたのはごく最近のことで、1873年にローンテニスが考案されました。

ローンテニスは1880年頃に日本の横浜居留地に伝わり、体育教員・指導者の養成機関である体育伝習所の教官によって広まりました。しかし日本では硬球を入手することが困難であったため、代わりにゴムボールを使用したソフトテニスが誕生しました。

そして体育伝習所の卒業生が教師となって全国に赴任すると、ソフトテニスも同時に全国に広まっていったのです。