例えば40-0の場合は「フォーティ、ラブ」とアナウンスが流れます。なぜテニスでは0点の事を「ゼロ」ではなく「ラブ」と呼ぶのでしょうか。

今回の雑学では、「ラブ」の語源についてご紹介します。

テニスはフランス生まれのスポーツ?

古代エジプトでは宗教的な行事としてテニスが行われていました。これがテニスの起源であると言われています。

現在のテニスはエジプトの影響からではなく、8~11世紀まで、南フランスまで進出していたイスラム教徒が、エジプト時代のテニスと同じように宗教的行為として行っていたものに、キリスト教の僧侶が真似をし出したことが発祥とされています。

テニスの用語はフランス語が語源になっているものが多く、その一つが「ラブ」なのです。ラブの発音の語源とされるのは「l’oeuf(ルフ)」という言葉。ルフが転じてラブとなったのですが、このルフというのが「卵」という意味になります。

「0」の形が卵に似ているという理由から、ゼロではなくルフ(ラブ)と呼ばれるようになったと言われています。