一説によるとタイのバンコク、インドネシアのジャカルタ、メキシコのメキシコシティが世界三大渋滞都市といわれています。日本でもゴールデンウィークなどの観光や帰省シーズンになると、高速道路では数10kmの渋滞が発生することは珍しくありません。ところで、世界最長の渋滞は何kmを記録したのでしょうか。

渋滞の世界記録

米外交専門誌『フォーリン・ポリシー』の調査によると、2010年の時点で世界で最も交通渋滞が深刻な都市として、モスクワ、ラゴス、メキシコシティ、サンパウロ、北京の5つを挙げています。特に北京では100kmを超える渋滞が10日間以上に渡り続くなど、深刻な問題となっています。

この中でサンパウロでは渋滞の最長記録が出やすく、2013年11月には309km以上の渋滞を記録し、これが世界最長の渋滞であると記録されています。

ちなみに日本での渋滞の定義は、一般道路は走行速度が時速20km以下になった状態、高速道路は時速40km以下になった状態を指します。