夜中のコンビニ。ちょっと缶コーヒーを買うだけだからとエンジンをかけたまま買い物へ。戻ってくると車が無い。盗まれた・・・。その後警察から連絡があり、盗まれた車によって人身事故が発生したと伝えられた場合、あなたならどうしますか?

損害賠償は誰の責任?

盗まれたと思ってた車が、事故を起こしていたとしても戻ってくるから嬉しいと思った方は大間違いです。この用なケースの場合は、車を盗まれた被害者であるあなたにも、賠償責任が生じてしまう可能性が高いのです。

自動車損害賠償保障法 第3条、民法 第715条によると、第三者が運転していた車でも、所有者の管理義務が生じることになる旨の記載があります。

つまり、誰も盗まないだろうという油断が、管理責任が十分でなかったとされ、事故を起こした本人と一緒に損害賠償を請求されることがあるのです。

常日頃から、責任が十分であると証言できるように、第三者が簡単に車に侵入できる場所でカギをかけたままにしない。ロックをかけるのを怠る。盗難発覚後速やかに警察へ連絡するなどの基本的な管理責任は全うしておきましょう。