一人寂しく過ごすことを「ひとりぼっち」または「ひとりぽっち」と言います。近年では省略されて「ぼっち」と呼ばれることもありますが、そもそも「ぼっち」という言葉の意味はあるのでしょうか?

ひとりぼっちは悟りの境地?

ひとりぼっちは漢字で「独り法師(ひとりぼうし)」と書きます。法師とはお坊さんのことであり、「ぼっち」は「法師」が訛ったものとされます。

本来、お坊さんは何らかの宗派や教団に属していますが、それらに属さずに一人きりで世を放浪している僧のことを指す言葉でした。

その孤独な様子だけが取り上げられ、言葉として使われるようになったのです。