タヌキ寝入りとは、いわゆる死んだフリを指す言葉です。転じて寝たフリなどをしている様にも使われますが、元々はタヌキの臆病な性格からこの言葉が生まれました。

タヌキのタヌキ寝入り

タヌキは非常に臆病な動物で、猟師の銃声に驚いてその場で気絶し、猟師がタヌキを撃ち取ったと思い連れ帰ろうとした時になって意識が回復して逃げていく、そんな様子からタヌキは死んだフリをする動物とされてきました。

実際にはタヌキは路上に飛び出してくることが多いのですが、ネコなどと違ってとっさに車をかわしたりするのではなく、車に驚いてその場で動きが止まってしまうため、車に轢かれてしまうことが多々あるようです。

ちなみに英語圏ではタヌキ寝入りのことをキツネ寝入り(Fox Sleep)と呼びます。