身だしなみや部屋が汚かったり、遅刻が多かったり、異性関係やお金の使い方にまで幅広く使われる「だらし無い」という言葉ですが、「だらし」とは一体何のことを指しているのでしょうか。

今回の雑学では、「だらし」の語源についてご紹介します。

「だらし」は業界用語?

「だらし無い」の「だらし」とは、元々「しだら」という言葉でした。「しだら」とは、和太鼓や笛などで演奏される邦楽の手拍子の事で、このことから「調子が狂う」事を「しだらが無い」と言われ始めました。

江戸時代には既に言われていた言葉で、現代でいう「銀座」を「ザギン」と呼ぶような業界用語のように、言葉遊びとして「しだら」が「だらし」と呼ばれるようになったのです。