基本的に人間を始めとした哺乳類は、一度妊娠をすると、胎児を出産するまでは他の子を妊娠することはありません。しかしまさかの、妊娠中に妊娠してしまうことが起こり得るのです。

妊娠中の妊娠とは

女性は一度の排卵で一個の卵子を排卵し、精子が卵子の中に入ることができると受精となります。受精後は卵子の性質が変化することで、他の精子が卵子に侵入してくるのを防ぐのです。しかし極々稀に、上記の行動が短期間のうちに二度行われることがあります。それが「重複妊娠」と呼ばれるものです。双子とは違うために胎児の成長度合いにも差がみられます。

このようにして誕生した胎児はミラクルベイビーとも呼ばれ、世界中でまだ10件ほどしか報告されていない、その確率数百万分の一ともいわれる、まさに奇跡の子なのです。

近年では2016年11月に、オーストラリアの女性が10日間で二度の妊娠をしたとしてニュースになりました。