「服部」は「服(はっ)」「部(とり)」ではない
服部と聞くと、なぜか忍者を想像してしまいます。そもそもこの漢字、なぜ「ふくべ」や「ふくぶ」と読まないのでしょうか。
服部の正しい読み方
「服部」は「機織部(はたおりべ)」という言葉が転訛したもので、機織部とは機織りの技術をもった人たちのことで、古くは朝廷に仕えていました。この言葉が時代と共に変化し、現在のように「服部」と書いて「はとりべ」と読まれていました。その読み方が「はとり」になり、さらには「はっとり」になったのです。
つまり正式には「服」だけで「はっとり」と読み、「部」の部分は現在は発音されていないということになるのです。